所信
公益社団法人一宮青年会議所
2026 年度理事長
廣田 領志
【はじめに】
第二次世界大戦後の荒廃した国土と疲弊した経済の中、「新日本の再建は、我々青年の責務である」という高い志を抱いた青年たちの手により、一宮青年会議所は全国で8 番目の青年会議所として設立されました。私たち公益社団法人一宮青年会議所は、本年で創立75 周年という大きな節目を迎えます。この長きに渡り、諸先輩方が築き上げてこられた絶え間ない努力と情熱を受け継ぎ、私たちはこの一宮の地で「明るい豊かな社会の実現」を目指し、活動を続けてまいりました。
現代は、予測不能なほど急激な変化の時代にあります。AI 技術の進化は私たちの暮らしに大きな変革と豊かさをもたらす一方、このような時代だからこそ、人びとが未来への希望を抱き、前向きに生きることこそが、より良い社会の礎となると私たちは信じています。
その希望の源は、一宮をより良くしようと願う「愛」に他なりません。愛とは、想うだけでなく行動すること。私たちは、常に相手の立場に立って考え、愛をもって行動を起こしてまいります。いつの時代も変わることのない人びとの温かい想いが重なり合うことで生まれる愛こそが、「こころ織りなす未来」を創造すると固く信じ、本年も邁進する所存です。
【まちの未来を創造】
時代の変化は著しく、これまでの常識が通用しない世の中になりつつあります。そのような状況下で、私たちの生命の根幹をなす「食」は、より一層その重要性を増しています。しかし、近年の人手不足や地球温暖化による変化は、食の安全を脅かす事態を引き起こしかねません。私たちは、まちの食事情や近代技術について学ぶ機会を設けることで、市民一人ひとりが広い視野を養い、未曾有の事態にも柔軟に対応できる力を育む、「人財」の育成に貢献してまいります。
私たちは、地域社会の発展への貢献を目指す団体であり、その存在意義は、まちから必要とされる存在であるかどうかにかかっています。一宮市には、私たちと同様に、まちを想い活動する多くの他団体が存在します。これらの団体と手を取り合い、共同でまちを盛り上げる事業を展開することで、まちとの連携を深め、より良い変化をこのまちにもたらしてまいります。
【青少年の生き抜く力】
古くから織物産業で発展を遂げてきた一宮市ですが、近年、その需要は海外へと移行し、基幹産業としての勢いはかつてに比べ緩やかになっています。一宮市が今後、より一層力強く発展していくためには、新たな視点からのアプローチができる人財が必要です。
人口減少が進む国内市場のみに目を向けるのではなく、幼少期よりグローバルな視野を持ち、世界へと目を向けることが極めて重要となります。そのために、相手の立場に立って海外の多様な文化を深く学び、相互理解を育む交流を通じて、世界で真に求められているものを的確に捉えることができ、堂々と世界に伝えられる力を身に着け未来を担う青少年の育成事業を展開してまいります。
人が生きていく上で最も大切なことの一つは、「夢」を持つこと、そして必ず叶うものと信じることです。しかし、成長過程にある子どもたちのこころが成熟しておらず、時にその夢を諦めてしまうことがあるのも、また事実です。私たちは、幼い頃から決して諦めることのない強いこころを育む事業を通じて、子どもたちが自らの可能性を信じ、大きな夢は必ず叶うと信じられるように支援してまいります。そして、強くたくましく成長した青少年が、やがて未来のまちをより強く、豊かなものにしてくれることを目指します。
【活気溢れる力強いLOM の創造】
会員の増加は、一宮青年会議所が持続可能な組織となるために最重要課題であります。会員数が増えるほど、私たちの地域社会への影響力は増し、会員一人ひとりにとっても、成長の機会はより豊かなものとなります。40 歳で卒業を迎えるという青年会議所の特性上、会員拡大を継続的に成功させなければ、組織は縮小の一途を辿ってしまいます。全会員が一丸となり、私たちの理念に共感いただき志を同じくする仲間を一人でも多く増やしてまいります。
しかし、会員拡大は、単に入会者を増やすこと自体が目的ではありません。真の目的は、すべての会員が将来、地域を牽引するリーダーとして活躍することにあります。新入会員には、研修の機会を通じて一宮青年会議所の歴史や伝統、そしてその無限の可能性を伝えてまいります。その過程で育まれる固い絆と友情を糧に、気概溢れるリーダーへと成長できるよう導いてまいります。
【固い絆で結ばれたLOM の確立】
青年会議所には、一宮という枠を越え、無限の可能性を追求する機会があります。日本青年会議所、東海地区協議会、愛知ブロック協議会、西尾張エリアといった場での活動は、LOM の活動だけでは得られない、多様な会員との出会いと学びをもたらします。私たちは、出向する会員をLOM 全体で力強く支援するためのフォローアップ体制を万全に整えます。また、各種大会への参加は、会員の資質向上につながる絶好の機会です。そのため、積極的な参加を奨励し、支援してまいります。
地域をより良くするための大きな力は、個人の力だけでは生まれません。会員一人ひとりが手を取り合い、力を合わせて事業に取り組むからこそ、地域の発展を加速させることができます。そのためにも、多様な価値観を持つ会員同士が互いを深く理解し、交流を通じて絆を育み、切磋琢磨し合える友情を深めてまいります。さらに、姉妹JC である大邱江北青年会議所との国際交流の機会を通じ、国境を越えた友好関係を築いてまいります。
【むすびに】









