今日も昔読んだ本の紹介で「人生を楽しむイタリア式仕事術」(小林元・日経ビジネス文庫)を紹介させていただきます。
どうもローマ帝国やルネサンスの本を読み始めてからというもの、イタリアが気になって・・・・
この本はイタリア式仕事術といいながらも、イタリアの産業の強みなどの解説からはじまり、イタリア人特にこの本で語られているのはイタリアでも産業の街ミラノを中心に語られいるのですが、読みやすい文章でさらさら楽しく読める1冊です。
そしてたやはりこの本で語られるイタリア人の魅力はOnとOffがはっきりしていることだと思います。仕事は真剣にそして責任を持ってやる、そしてOffは切り替える、また会議では激しい議論をしていても、終わればどこかの政党ではないですがノーサイドの付き合いができるイタリア人の仕事に関する考え方勉強になります。
すべてに真面目にやろうとして余裕が無いのか、すぐ一杯一杯になってしまったり、どこかであきらめてちょっと駄目なんじゃないのという手抜きに繋がってしまう方には特にお勧めのです1冊です。
そういえば、ローマ時代のカエサルやキケロなど主役を飾った人物も政策では激しい議論を交わし、プライベートでは詩や文化的な話を食事をゆっくりしながら楽しんで語り合う、日本人では出来そうでなかなか出来ない文化ですけど、すごく羨ましい文化でもあります。
日頃のJC活動でも人間的に素晴らしい方には沢山出会いますが、OnとOffと考えると日本人は楽しむ場面でもどこかストイックなところをいつまでも引きずって・・・なかなかイタリア的に上手な方はなかなかいないのではないのかと感じます?Offといってもいつもカラオケなど大騒ぎに頼ってしまうのでは大人でないような気もしますし・・・・
という大きな疑問も残しつつ、楽しく読めて”生き方”を考えさせてもらえる楽しい一冊だと思います。お暇な方は是非。