「一宮青年会議所」は“明るい豊かな社会”の実現を理想とし責任感をもった40歳までの青年の団体です。

2025年 理事長所信

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所信

公益社団法人一宮青年会議所
2025 年度理事長
坂井 大輝

はじめに
私たちが所属しているこの、公益社団法人一宮青年会議所は、1951年に戦後経済の復興再建として「若き情熱の集い」のもと先輩方が立ち上げました。戦後の荒廃からたくましく復興を遂げ、「明るい豊かな地域づくり」を目指し長年にわたり活動をされてきました。これも、先輩方の力強い志によって築かれたものであることを、私たちは決して忘れてはなりません。
この青年会議所は、多様な職種の経営者、企業からの出向者など様々な立場のメンバーが所属をしています。私は、生コンクリート業をしております。生コンクリートは、セメント・砂利・砂・混和剤という様々な性質を持った材料によってバランス良く結合することによって強固なコンクリートとなります。この一宮青年会議所もメンバーの様々な個性を引き出しメンバー同士がつながり、コンクリートのように強固な組織になることができます。
さらに、志を同じうするメンバーが情熱をもち「ひとを想うこころ・まちを想うこころ」をしっかりつむぎあい、こころ織りなす未来の創造を目指して2025年度活動してまいります。

【時代に即したLOMの創造】
長年にわたり、様々な運動を行ってきた一宮青年会議所は、まちの人びとからの信頼をいただくことによってまちのために運動を展開することができています。この先輩諸氏から受け継がれてきたまちからの信頼を絶やすことなく、組織運営を行わなければなりません。
しかし、人数が減少してきている今、持続可能な組織へと変えていく必要があります。公益社団法人として継続的な組織運営ができるよう定款・諸規定・予算配分・組織体系・運営のルールなどの見直しが必要となってまいります。地域のために青年会議所としてどのような運動をしていくのかを見据え、伝統と誇りある「ナンバー8」の名にふさわしい次代に 向けた効率的で、継続的に活動できる組織づくりを目指してまいります。
メンバーの方へ、青年会議所活動を楽しいと思っていますでしょうか。交流や活動を共にすることで絆が深まり、人と人とのつながりが組織を強化します。社業を絡めた交流会や、会員同士が一緒に汗をかき、体を動かせる交流会などがあります。まずは、会員同士の親睦が深まり、気兼ねなく共に過ごせる仲間が生まれ、交流から生み出される良好な雰囲気は、
さらに多くの仲間を迎え入れることにもつながります。交流することによって、一宮青年会議所という組織を強固にし、会員同士の絆が強く結ばれた一体感のあるLOMを目指してまいります。

【まちの宝創造】
今を生きる私たちもまた、当たり前であった日常が当たり前ではなくなり、様々な問題を抱えて生活しています。今だからこそ、明るい豊かな社会を築き上げるためにこころを奮い立たせ、一宮市のために変化を起こせる同志や、一人でも多くのまちの人びとと新しい未来を共に創りあげることでより活気に溢れた魅力あるまちづくりができると考えています。私たちが多くの時間や労力を使ってまちのために事業を行っても、まちの人びとの参加や賛同が得られなければ、意味がありません。そのためには、今のまちの課題や状況を的確に捉え、事業構築することが必要です。
明るい豊かな社会の実現に向け、同志やまちの人びとと共に参画し、魅力ある運動を創り上げる過程を通じ共創意識を育みます。そして、まちのリーダーを有する一宮青年会議所に共感が寄せられ、まちの人びとと共に未来を創るまちづくりに挑戦していきます。
今の日本はインターネット・携帯電話(スマートフォン)の普及をはじめ、経済・社会・生活のあらゆる場面で情報化が進展し、物質的な豊かさや利便性・効率性が優先され、人びとの価値観や生活様式が多様化しています。また少子化、核家族化の影響で子供たちは人と関わる機会が減少し、人間関係の希薄化により、様々な体験の機会が失われています。変化の激しい社会を担う子供たちがこの社会をたくましく生き抜いていくためには、インターネットやゲームの世界では感じることのできない、この社会の中でまちの人と人との関わりでこそ得ることのできる「体験」が必要ではないでしょうか。この一宮市で育った子供たちに人と人との関わりができる機会を提供し体験することで、まちの魅力を知ってもらうために市民を巻き込んだ運動を展開してまいります。

【次代につなぐ活気あるLOM創造】
拡大活動は一宮青年会議所の運動の可能性を広げる私たちにとってなくてはならないかけがえのないものです。人数が減少し活動を維持するためにも会員拡大は必要ですが、それ以上に拡大するために必要なことは、多様な人材が集まり一宮青年会議所として新しい発想やまちのためを思う人材が集うことで、多くの運動の可能性を広げて発展していくことです。そのためにも、このまちで活躍している青年経済人を集う場や共に学び交流できる場を提供することで、共に成長し合える仲間を一人でも多く集い、拡大活動において全員が意識し、活動を展開してまいります。また、一宮青年会議所の魅力や活動をまちの人びとにブランディングし、私たちの魅力を知ってもらうことも拡大においてとても重要なことです。
情報発信の手段はさまざまな選択肢が増えた中、それぞれの特性を活かし、時代のニーズに合った戦略的な広報活動をする必要があります。広報することにより、一宮青年会議所の活動に賛同する市民やパートナーが増え、「共に活動したい」と思われる情報発信を取り組んでいきます。
青年会議所は、人生最後の学び舎と言われています。私自身、この青年会議所活動にて、多くのことを学ばせていただき自己成長をさせていただきました。この青年会議所は、単年度制により毎年違った役職にチャレンジすることができ、豊富な経験を積むことができます。この様々な経験ができる青年会議所へ新しく入会したメンバーへ共に活動するために一宮青年会議所について知っていただく必要があります。個々の自己成長が出来る素晴らしい団体ですが、我々の所属している一宮青年会議所の目指す活動は、「明るい豊かな社会の実現」です。そのために、新しく入会したメンバーへ青年会議所の意義や目的を伝えます。また、この歴史ある一宮青年会議所の歴史と伝統を継承していく必要があります。
青年会議所は、各地にあり色々な可能性を広げることができます。日本青年会議所・東海地区協議会・愛知ブロック協議会へと出向することができます。出向することにより、新しい考え方や価値観、LOMでは体験できない経験ができます。また、限られたLOM内での人間関係から、各地のLOMの様々な方との人間関係を築くことができ、新しい人間関係を見つけることで可能性を大きく広げることもできます。
また、各種大会への参加やセミナーの受講は、LOMの活動だけでは感じることのできない新しい視点をもたらし今後の活動に対して自らの成長につなげる貴重な機会になります。
一人でも多くの会員が新たな出会いや貴重な経験を得られるよう支援をしてまいります。

おわりに
「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」
これは、武田信玄の言葉になります。
今、活動している中で愚痴や言い訳ばかり言っていないでしょうか。
この言葉のとおり、活動に対して中途半端だったり、いい加減になっていたのではないでしょうか。もう一度、一宮青年会議所の活動に対して考えを見直して真剣に取り組み知恵をだしあってまちのためによい活動をしていきましょう。
また、一宮青年会議所には、真剣に叱っていただける人がいます。後輩のために多くの時間を使って指導していただける人がいます。私は、多くの方に成長の機会を与えていただき現在に至っております。
今までの感謝のこころをもち、持続可能な活動を展開し、この一宮市が明るい豊かなまちになると信じて。

お気軽にお問い合わせください。 TEL 0586-24-1120 受付時間 10:00 - 16:00 (木・土・日・祝日除く)

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