「一宮青年会議所」は“明るい豊かな社会”の実現を理想とし責任感をもった40歳までの青年の団体です。

2016年 理事長所信

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理事長所信

公益社団法人 一宮青年会議所
2016 年度 第 63 代理事長
土川 功介

はじめに
第 2 次世界大戦後の荒廃した日本に「新日本の再建は青年の責務である」という志を持った青年たちによって築きあげられた青年会議所活動に呼応する形で、1951 年、全国で 8 番目の青年会議所として若き情熱家たちが集い、一宮青年会議所が設立されました。
私たち公益社団法人一宮青年会議所は本年、創立 65 周年を迎えます。この 65 年の永き にわたり先輩方が築かれてきたその歴史と伝統を継承していくためにも、今一度創始の志 を思い出し「明るい豊かな社会の実現」の理念のもとで、私たちがこの地域(まち)に何 ができるのか、この地域(まち)の子どもたちに何ができるのかを考え活動してまいります。
青年会議所運動には、修練、奉仕、友情という 3 信条があります。そこに住む地域(まち)への奉仕活動が表立った活動ではありますが、私は「自らの成長なくして、他への奉 仕なし」と考えています。自らを厳しく律し「修練」することで個人の成長があり、そし てはじめて他への「奉仕」ができるのではないでしょうか。また厳しい「修練」を仲間と 共に乗り越えるからこそ、そこに「友情」が生まれるのではないでしょうか。
青年会議所は人生最後の学び舎だと言われます。会員がより成長することによって、そ こで得た学びや気づきを地域(まち)に還元することができ、また会員同士が切磋琢磨す ることにより、仲間の絆が生まれるのではないでしょうか。私たちの運動が、よりこの地 域への影響力を高めていくためにも、地域(まち)のために活動する私たちがより成長で きる組織となることを目指し活動をしてまいります。

この国を誇り、この地域(まち)を誇る
私たちはこの国のことをどれだけ語ることができるのでしょうか。日本に興味津々な外国の人から、興味があるから日本のことを知りたいと言われた時に、私たちはどれだけ日 本という国について話すことができるのでしょうか。 日本人は、自分の国なのに日本のことをあまりよく知らないと言われます。たとえば 2 月11 日が建国記念日なのはなぜなのか。たとえば日本という国は、そもそもどうやって生ま れたのか。諸外国の人であれば、ほとんどの人が当たり前のように答えられる自国の歴史 について、日本人の多くは答えられません。もちろん、すべての人に当てはまることでは ないでしょうが、悲しいかな、ほとんどの人にとっては、それはまぎれもない事実ではないでしょうか。 先の東日本大震災が発災した際には海外を含めた多くのメディアが日本人の持つ秩序と互いに助け合う精神の素晴らしさについて報じたことは記憶に新しく、私たちには先祖か ら脈々と引き継がれてきた世界に誇る精神性が宿っています。
その古き良き精神性のルーツを探り、自国に誇りを持ち、そして相手の国を敬うことが できる日本人の育成を行うことが、グローバル社会を切り拓いていく、これからの日本の 未来を創ることにつながっていくと確信しています。
また、近年行われてきた国政選挙における投票率をみてもわかるように、政治に対して 関心が低く、傍観者になっている国民が多いのが現状です。本年、任期満了により夏に行 われる参議院議員通常選挙より、新たに 18 歳以上の国民も選挙権を得ることとなり、多く の新有権者が増えることとなります。より多くの人に選挙というものに関心を持ってもら い、国民が政治に対して積極的に参画し、政治選択の責任を果たす意識を醸成することこ そが、私たちの掲げる「明るい豊かな社会の実現」につながってくるのではないでしょう か。
私たち青年会議所は地域(まち)づくり団体だと言われています。これから近い未来を 考えたとき、人口減少は避けて通ることはできなく、地方創生が叫ばれる昨今、市民から 真に求められる地域(まち)づくりを行う必要があると考えています。
一宮という地域(まち)にはそこに住む市民の方が知らない、気づいていないような歴 史や伝統、文化をもった地域資源がたくさんあります。市民の人たちが、この地域(まち) の良いところや魅力を周りの人に自慢ができる、一宮といえばこんな地域(まち)と市民 の誰からも認められるような地域(まち)のブランドを確立させることにより、地域(ま ち)への愛着と誇りを育みます。
私たちが行う地域(まち)づくりは一朝一夕でできるものではありません。明確なビジ ョンをもって継続的にアプローチをしていくことが必要だと考えています。そして、この 地域には私たち以外にも行政の方たちや、この地域(まち)のことを想い、考え活動をし ている団体がたくさんあります。私たちの継続した活動をより多くの市民の方に知っても らうことはもちろん、この地域(まち)への影響力をより大きくするためにも、志を同じ くする方たちとのつながりをもって、活動を展開していきたいと考えています。

子どもたちとともに「生きる力」を育む
現代の子どもたちを取り巻く環境は、少子化や核家族化、携帯電話やパソコンの普及により大きく変化をしてきています。そのどれをとっても、人間関係の希薄化を生む材料で あるように思えてなりません。このような環境で育った子どもたちの周りには、いじめや 引きこもりなどの問題が常についてまわり、抜本的な解決策は見いだせていないのが現状 ではないでしょうか。
今の子どもたちは、何でも手に入る豊かな時代を過ごすことができています。物質的に何でも与えられるだけでなく、自分が何をしたいのか、それをするためには何をすればい いのかということを考えることが少なく、与えられたことだけを行う、また難しいと思う ことに挑戦をする子どもたちが少なくなってきているように感じます。また、周りの人達 とともに何かをするという機会が減っている現代の子どもたちは、困難に直面した際に周 りの人と協力し助け合いそれを乗り越えようとする気概も失ってしまっているのではない でしょうか。
私たちは、親や地域(まち)の大人とともに、普段の生活では体験できない様々な機会 を提供することにより、子どもたちの「生きる力」を育みます。

誇り高き LOM の未来を創造する
青年会議所運動が始まって以来、途絶えることのない拡大活動。私たちは何故会員拡大をする必要があるのでしょう。会員が減り続けると LOM の存続が危うくなる、予算編成が 厳しくなる、活動の幅が限定されてくる、等々よく聞く話ではありますがこれらは全て私 たち側の組織の論点でしかありません。私が思う拡大活動の必要性は、一人でも多くの同 じ志を持った仲間を増やし、そうすることによって私たちの活動がその地域(まち)に与 えるインパクトを大きくするため、この他にないと考えています。
青年会議所の運動は意識変革活動と言われます。入会する時からこの地域(まち)を良 くしようと考えて入会をしてくる人はほとんどいないと私は思います。しかしながら、い つの間にかこの地域(まち)のことを想い、この地域(まち)の子どもたちのことを想い 活動をしている、青年会議所の運動には間違いなく人の意識を変えるだけの力があると私 は確信しています。人の力は 1 人では小さなものですが、100 人集まればより大きな力とな ります。同じ志を持つ仲間が増えれば増えるほど大きなパワーになり、同志が増えれば、 地域(まち)はきっと良くなります。私たちの活動を、しっかりとこの地域(まち)に伝 播するべく、会員全員による拡大活動を行います。
しかしながら、入会をしていただくだけでは拡大とは言えません。あくまでも私たちの 目的は、この地域(まち)のために活動をする同志を増やすことです。ここ数年、一宮青 年会議所は着実に会員数を増やしてきた結果、本年も半数を超える会員が入会 3 年未満と
いう状態が続いています。青年会議所活動は 40 歳で卒業を迎えるという特性上、数年も経 てば会員の多くが入れ替わりますが、強い組織というものは人が入れ替わってもその強さ や DNA というものは確実に継承されます。私たちは諸先輩方が築いてこられた歴史や伝統、 一宮青年会議所としての DNA をしっかりと後世に伝えるためにも、誇り高き会員の育成に 力を注ぎます。

LOM の強固な基盤を創る
昨年、公益法人格取得により、公益社団法人一宮青年会議所として新たな 1 歩を踏み出しました。まだまだ手探りな部分はありながらも公益社団法人として 2 年目を迎える本年も昨年同様に、事業予算の配分や組織体系、公益従事者比率など、時代に即したあり方を 常に考えるとともに、組織の根幹である定款諸規程を遵守し、安定した組織運営ができる ように努めます。
一昨年、公益法人格の取得を目指すことにより、多くの予算を公益事業に配分すること となり、規模の大きい公益事業を行っています。しかしながら、どれだけスケールの大き い事業を展開しても、その活動が多くの市民に伝わらなければその成果も半減してしまう のではないでしょうか。私たちの活動を多くの市民が知ることになり、そして共感してい ただける方が多ければ多いほど、より大きな力で明るい豊かな社会の実現を後押しできる はずです。私たちの活動の広報に引き続き力を入れることにより、多くの市民の方が私た ち一宮青年会議所の活動に共感をしていただけるよう努めます。
また、会員同士の強い絆とお互いの信頼なくして LOM を強固なものとすることはできな いと考えます。入会年度が浅い会員が多くなっている中、青年会議所運動の意義や厳しさ の中にある楽しさを十分に理解して活動している会員はどれくらいいるでしょうか。私た ちは明るい豊かな社会の実現を目指す団体です。その団体に所属する会員が明るく、豊か な心を持ち、一致団結していなければ、私たちの掲げる理想を追求することはできないの ではないでしょうか。LOM 全体の絆がより強固なものとなるよう、一宮青年会議所全ての会 員が想いを 1 つにし、活動を展開していきたいと思います。
私たち会員の資質を向上させることも LOM の強固な基盤を作るためには必要不可欠なこ とだと考えます。より大きなスケールで活動を展開する日本青年会議所や東海地区協議会、 愛知ブロック協議会への出向は、会員個人の学びとなるだけでなく、出向後にそこで得た 学びを LOM に還元することにより、その効果は LOM 全体に波及することとなります。また 各種大会に多くの会員が参加することは出向者への支援になるだけにとどまらず、各種セ ミナー等に参加することで会員全員の学びとなり、結果として LOM 全体の資質を高めるこ ととなるはずです。

おわりに
2016 年度、公益社団法人一宮青年会議所は創立 65 周年の節目の年を迎えます。この節目 の年としてふさわしい未来へつながる事業を行い、一宮青年会議所の活動を力強く発信し、 この地域(まち)の中での存在意義を高めていくことにより、地域(まち)から必要とさ れる団体であり続けたいと考えます。
これまで諸先輩方がこの地域(まち)とともに築いてこられた 65 年間の想いをしっかり と受け止め、この先 70 年 80 年と私たちがつなぐこの活動こそ「明るい豊かな社会の実現」に近づく 1 歩になると信じ、この節目の年の活動をしてまいりたいと思います。

お気軽にお問い合わせください。 TEL 0586-24-1120 受付時間 9:00 - 17:00 (土・日・祝日除く)

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