「一宮青年会議所」は“明るい豊かな社会”の実現を理想とし責任感をもった40歳までの青年の団体です。

2024年 理事長所信

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所信

公益社団法人一宮青年会議所
2024 年度理事長
浅野 大介

はじめに
1951年、「戦後の復興は若者の責務である」として若き情熱家たちが集い志を同じくし、一宮青年会議所は全国で8番目の青年会議所として誕生しました。そして72年の長きに渡り先輩方のたゆまぬ努力と情熱のもと「明るい豊かな社会」を実現しようと活動を展開されてきました。
しかし2020年から始まった新型コロナウイルスを起因とするパンデミックは私たちの日常を大きく変えました。活動内容は制限され、会議することすらままならないなか、まちにおける影響力も低下してしまいました。ですがその中でも私たちJCはまちに対して何ができるのか、何をまちから求められているのか、JCにしかできない活動とは何かを考え抜いて活動してまいりました。
いつの時代も青年が社会を変えてきました。新型コロナウイルスという未曾有の困難を乗り越え、新しい時代の幕開けを迎える今、創始の志を持って、ひととまちを想うこころをつむぎあい、こころ織りなす未来の創造を目指し活動してまいります。

魅力溢れる一宮の実現
2020年の中核市移行を機に、一宮市は新たな発展の時代に突入しました。100年以上に渡る歴史と経験を持つ市政を更なる成長と魅力の向上をすることで地域社会の発展に貢献する必要があります。
私たちが住まい活動する一宮市の発展がなければ、私たちの発展もなしえません。この私たちの活動する一宮市が人々の集まる魅力あるまちにするには、まちの将来を担う若きリーダーという立場である私たちが、一宮市の方向性と調和を図りインパクトある新たな魅力を創出し、その魅力を時代にあったツールで全国・世界へ積極的に発信する必要があります。青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現を目指し、一宮市の未来に貢献するため、まちの魅力を最大限に引き出す努力を惜しまず、幅広い視野でまちの成長を牽引してまいります。
子どもたちは未来を担う財産であり、このまちの宝です。しかし子どもたちの取り巻く環境は少子化・核家族化がさらに進み、デジタル技術の急速な普及により子どもたちの生活は日々変化しています。さらには新型コロナウイルスの影響もあり、人との関わりも希薄化してしまいました。本来子どもたちは人との触れ合いの中でさまざまな刺激を受けて成長し人格を形成していきます。私たちは他者との関わりの中で、自ら考え、何事にも積極的に挑戦する機会を提供することで、子どもたちが夢と希望に満ち、笑顔溢れる生きる力を持った青少年を育成します。
このまちには先人が作り上げてきたまちの魅力が多く存在します。「JCしかなかった時代」から「JCもある時代へ」そして「JCだけではない時代」へ立場や分野を超えた連携をすることで今あるまちの魅力にさらに付加価値を加え、より多くの市民を巻き込むことで魅力溢れる一宮の実現を目指します。

時代に即したLOMの確立
一宮青年会議所は2015年に公益社団法人格になってから9年が経とうとしております。
毎年厳しい審査のもと、組織体系・予算配分・運営ルール等を継続的に見直し、社会的信用のある組織として活動してまいりました。しかしながら、公益事業比率の維持だけにとらわれて魅力ある事業ができなくなるのは本末転倒であります。限られた予算を効率的に利用し魅力のある事業を行い、定款・諸規定を適時見直し、コンプライアンスを徹底して活動していくことでその社会的信用は必ず得られるはずです。信用ある組織として会員の自覚意識の向上を促すとともに、伝統と誇りある「ナンバー8」の名にふさわしい時代に即した効率的で活力のある組織づくりを目指してまいります。
また多くの時間と予算を投じた公益性の高い魅力のある事業を展開しても、その活動が市民の方に速やかに伝わらなければ効果は大きく減少してしまいます。現代はさまざまな広報ツールがあります。そのツールの中からより効果的なものを選択し、ただ発信するだけではなくwebメディアとマスメディアを使い分け戦略的に広報することで一宮青年会議所の存在感とまちに対する発信力を高めます。

青年経済人の資質向上
私たち青年会議所の会員の多くは、中小企業の経営に携わる青年経済人であり、学舎としての役割を担う青年会議所においては会員の資質向上は極めて重要なことであります。
青年会議所の使命は「青年が社会により良い変化をもたらすために、リーダーシップの開発と成長の機会を提供する」とあります。私たちはまちにおける変革運動の先導者であるため、そして青年経済人として社業を発展させていくためにも、周りの人々を惹きつけ引っ張っていく「リーダーシップ」を身につける必要があります。青年会議所には成長や発展を提供するさまざまなツールがあります。それらを最大限活用し会員の資質向上をしてまいります。また新入会員に対しては青年会議所の意義や目的を伝え、一宮青年会議所の歴史と伝統を継承し、「ナンバー8」の自覚と責任を伝え誇り高き会員へと育成します。

活気溢れるLOMの創造
青年会議所には日本全国そして世界にネットワークがあり、「明るい豊かな社会の実現」そして「世界平和」という崇高な理念を掲げて活動する同志が何万人といます。国際青年会議所・日本青年会議所・東海地区協議会・愛知ブロック協議会・西尾張エリアへの出向や各種大会への参加、セミナーの受講はLOMの活動だけでは感じることのできない新たな価値観を見出す貴重な機会であり、経験や出会いは自分自身や一宮青年会議所の新たな成長につながります。一人でも多くの会員が枠にとらわれず前向きに挑戦できるよう積極的に支援してまいります。
また私たち会員は笑顔と活気に溢れ、強い絆で結ばれていなければ人々を巻き込んだ活動をすることはできません。会員間・家族間の交流を始め、姉妹JCである大邱江北青年会議所との国際交流では「和」の精神を持って、様々な価値観を持った仲間と相互理解を深め楽しく交流することで、友情と強い絆で結ばれた一体感のあるLOMを目指してまいります。
青年会議所は40歳となる年に卒業するという制度上、会員拡大は最重要課題であります。現在の一宮青年会議所の会員数は全盛期に比べると半減し、活動内容も制限され、地域における存在感が低下しているのは否めません。同じ志を持つ仲間が増えれば増えるほど大きなパワーになり、まちへ与えるインパクトはより大きくなります。ですが会員の拡大は容易なことではなく、一部のメンバーが拡大活動を行なってもうまくはいきません。本年は他LOMの成功事例など積極的に情報収集し生かし、特別委員会をもうけることにより、全会員が常に拡大意識を持ち、即行動していくためのフォローを徹底的に行い100名LOMを目指し、全会員で拡大活動を実行することで一宮の未来を担う活気溢れるLOMの創造をします。

結びに
私たちは
“創始の志”を持って自らを厳しく律し、
「より良い社会を実現しようとする意識の醸成」
「個性を大切にし生きる力溢れる人財の共育」
「多様性を受け入れ共助と協調が綾なす風土の創出」
これらを柱に、ひととまちを想うこころをつむぎあい
“こころ織りなす未来”の創造を目指し行動する。

これは公益社団法人一宮青年会議所青年会議所2020年代運動指針です。
2030年までどのような方針で事業を行うのか練り上げられたこの運動指針に基づく活動が半ばを迎えようとしています。今一度原点に立ち返り一宮青年会議所の活動を力強く発信し、このまちから必要とされる団体であり続けます。私たち一人ひとりが創始の志を忘れず、しっかりと活動してまいります。その積み重ねが「明るい豊かな社会」の実現につながることを信じて。

お気軽にお問い合わせください。 TEL 0586-24-1120 受付時間 10:00 - 16:00 (木・土・日・祝日除く)

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