3月8日(土)、9日(日)の二日間にわたり、東北は福島県いわき市にて
開催されました、公益社団法人 日本青年会議所 復興創造フォーラム2014に
野田専務、浅田事務局長と一緒に参加をしてまいりました。
一宮JCからは、他にも、野村渉外委員長、野々垣聡一郎君、森功一郎君、
青山広己君も参加していただきましたが、何といっても今回、大活躍であったのは、
日本青年会議所 災害・復興支援委員会に出向している「石川 佳照君」ではないでしょうか。
金曜日から現地入りされ、会場となった「いわき明星大学」で開催される、
日本JC 第145回総会や復興創造フォーラム2014の準備など、慌ただしく
活動されておりました。
午前9時、会場となる児玉記念講堂に入り、第145回の総会に参加いたしました。
日本青年会議所の総会では、挙手ではなく、このような採決ボードを使用いたします。
メンバーの人数によって評決権数が異なるのがLOMとは違うところですが、
すべての議案が満場一致で可決承認されたので、カウントする人はホッとしたでしょうね。
ちなみに、一宮JCはメンバー数が73名なので、評決件数は4票です。
総会が午前10時過ぎに終了して、外に出ると、
「BUY made in TOHOKU 大物産展」が開催されておりました。
私たちにできる、ほんの少しの復興支援。
大学の食堂に行き、早めのランチ。昼食はこの日の為につくられた「福幸弁当(ふっこうべんとう)」です。美味しく頂きました。(^^)
野村委員長は、大物産展で購入したカジキバーガーをガブリ。
腹ごしらえを終えたところで、午前12時より、東日本大震災合同追悼式が開催されました。
日本JC 鈴木会頭、福島県知事、いわき市長、をはじめ関係者の方が献花し、
犠牲になった方々に対し、あらためてご冥福をお祈りいたしました。
石川委員、ここでも活躍されていました。 献花を渡す大事な役割。
合同追悼式が終わり、いよいよ今回のメインフォーラムである
「復興創造フォーラム2014」の開幕です。
まずは、開催地である公益社団法人いわき青年会議所が、
開会の辞を述べられ、被災地の現状について訴えられました。
今、被災地に必要とされているのは、物的支援でもなく、人的支援でもない。
風評被害にさらされ、人が減っている、観光客が減っていることが問題なんだと。
いわき市出身の森まさこ大臣、いわき市長のご挨拶に引き続き、
小泉進次郎さんや櫻井よし子さんら有識者によるパネルディスカッションが行われました。
地震・津波被害だけでなく、福島がかかえる特別な問題。「原発」について廃炉にすることが
福島の子供たちが安心して戻ってこれる、故郷だと誇れる唯一の手段だと。
また30年後の故郷の為に、海岸地帯に桜を植えて復興のシンボルとしようという
「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」などが紹介されました。
鈴木会頭による未来に向けた力強いメッセージ。青年による復興支援はまだ続いていく。
フォーラムの最後は、地元いわきの中学生によるメッセージソングの発表。
「未来へつなぐプロジェクト 音楽のちから」と題し、「未来へ続くメッセージ」という
オリジナルソングを合唱されました。会場はスタンディングオベーションに包まれました。
最後に、安倍首相のビデオメッセージが流され、フォーラムが閉幕いたしました。
フォーラム終了後、明星大学の近くにある仮設住宅を視察いたしました。
同じ福島県の双葉町など、原発近くの町村から避難してきていて、
今もまだ1万人以上の方が暮らしているそうです。
一宮にいると、あまり実感できない被災地の現状。
同じ日本人として、大いに考えさせられた一日となりました。
わたしたち一人ひとりにできることは限られていますが、
あらためて「無関心」から「関心」へ。そして「行動」に移していく
ことの必要性を感じました。
報告者: 野杁