前回紹介させていただきました。「ハーバード白熱教室 講義録」にはまっています。今回は”下”ということで紹介させていただきます。この前は”上”を読みながらブログを更新しましたので、”下”を読みながらもう少し魅力を。

まず、この本は私が今まで慣れ親しんできてこのブログにも沢山紹介させていただいた、読むことで”知識”を得ることを一番の目的にしていません。ここが新鮮です。
そして、読んでも考えるだけで、すごくすっきりはしません。そして考えるきっかけを与えてくれる本です。

この本のスタートは5人を助けるためには1人を犠牲にしても良いのか?では5人を助けるためには1人を殺しても良いのか?という問いから始まる、正義につきて、過去の哲学者の”正義”とはという思想を現代の事例に多くは置き換えて考える内容になっていると思います。

私はそう考えると私たちが今新たに接する出来事や過去の出来事もも100%の正義や悪は存在しえないということを深く思い、私はバランスよく自分の倫理観に併せて、物事を真剣に考えバランスよく議論できる人間になるきっかけを与えてくれる1冊です。

というわけで、更に「これから正義の話をしよう」というこの本の著者のサンデル先生の本を買ってきました。今度皆さんにお会いしたときに「これは正義なのか・・・」とか遠い目をしてつぶやいていたら、影響を受けやすい「馬鹿」が居ると無視してやって下さい。

ところで、この「白熱教室」今度はTVで見てやろうと思っているのですが日曜日のPM6:00からなので、私の愚娘が愛してやまない「ちびまるこちゃん」や「サザエさん」を押しのけてみるのは無理だろうなあと、早くもあきらめています。

それではよい週末をお過ごしください。